岐阜県郡上市大和町 大和の家。
LDKの石膏ボード貼り工事も進んできましたね!
天井高の変化によって、多様な空間が展開されることが少しずつ分かりやすくなってきました。
今日は天井高の話をしたいと思います。2分程度で読める文章で、天井高の基本をご説明しますね。
まずは、日本の住宅の天井高には基準があることをご存知でしょうか?
一般的には、2400mm(2.4m)が基準です。
建築材料に無駄が出ず、つくる手間がかかりにくいのが、この2.4m。
日本人の体格に合っていて、高くも低くもなく、ちょうど良いサイズでもあります。
けれども、2.4mという天井高は、作りやすさとしてはベストですが、それ以外の面ではベストとは言い切れないでしょうね。
賢く、豊かな住まいをつくるなら、上手に天井高を変化させることをオススメします!
寝室や書斎は、座ったり、寝たりが中心となる部屋ですから、天井高は低い方が落ち着ける空間になります。
リビングなど人が集まる部屋は、高い天井の方が良いですね。
部屋や好みによっても、求められる天井高は変わります。
高く開放的な空間があれば、低く落ち着いた空間もある。
そんな全体構成が、より良いでしょう。
多様性があり、対比されれば、魅力が際立ちます。
低いところから高いところへ、楽しいストーリーを仕立てて、ドラマチックに変化させれば、とても豊かな住まいが出来上がりますよ。
天井高の変化は、コスト削減の面でも有効です。
本当の意味で、無駄を無くすのであれば、全体のカタチに合わせて、天井高を変化させれば良いのです。
天井高を決めれば、家全体の高さも決まってきますよね。
屋根の勾配など、家の外形・構造に合わせて、天井高を変化させ、家の高さ・ボリュームを抑えれば、建築コストは下がります。
同時に、家の高さや軒の高さは低い方がプロポーションが良くなり、外観のデザイン性はアップしますね。
天井高を検討する際は、平面図・間取り図だけでなく、立体的に考えていきましょう。
TAWKSでは、断面図やCGなどで立体的に説明し、依頼主さんを丁寧にフォローしながら、家づくりを進めていきます。