建築はほほえむ 目地 継ぎ目 小さき場 松山巌
学生時代に読んだ本です。
今は、どうだか知りませんが、
当時は、名工大の建築学科に入学した際に配られた、、、
気がしますね。笑
書棚の整理ついでに、妙に気になって、もう一度読み返しました。
本のコンセプトとしても、
大工の弟子達並びに、高校生・大学生など、
初めて建築を学ぶ人たちに向けて書かれています。
実は、このような本からが、
最も学ぶことが多いと、僕は考えています。
何事も考えるスタート、出発点、根本、哲学が大切ですよね。
1000円程度の本です。
けれども、表紙の素材、文章のレイアウトなど、多岐に渡り、
とても凝っています。
安っぽさも無ければ、変な高級感も無い。
歴史的な民家のような、味のある装丁が、建築の本質を突いている。
そんな本です。
本の内容としては、「建築とは」といったことが
特に難解ではなく、むしろ優しい文章、詩人っぽい感じで語られていきます。
伝えることが難しいことを嚙み砕いて、
優しく伝えるところも、改めて、勉強になりました。