岐阜・愛知・三重の設計事務所TAWKS
基礎工事の現場監理も、設計事務所の重要な仕事の一つです。
基礎配筋工事の大原則として、設計図書通りに施工されていなければいけません。
鉄筋の径や間隔、鉄筋の径(直径)が設計図書通りか。
傾き、曲がり、たれや歪み等はないか、などを全て目視にてチェックします。
その際に重要なのは、全体の俯瞰、そして、細部。
どちらの視点も必要になるということです。
また、定着長さ・継手長さが十分であるかも重要です。
定着長さは、40d=主筋の径の40倍の長さが基本です。
水平・垂直共にとれていなければNGです。
また、鉄筋の重ねは原則2本重ねまで。3本は要検討です。
鉄筋があまりにも密集する場合には、コンクリートを上手く流し込むことが出来ず、構造的に欠陥となります。
鉄筋上端部および基礎立上り部のかぶり厚は40mm以上。
基礎底盤(土に接する部分)のかぶり厚は60mm以上とします。
底盤部分のかぶり厚確保と鉄筋のたわみ防止のためにスペーサー(ブロック)を使いますが、
その場合は面によって寸法が違うので、長辺と短辺の長さに注意して設置しましょう。
設置間隔は1mごとが目安です。
基礎は建物を支える最も重要な構造の一つです。
このように、工事が適切に行われているかを慎重にチェックすることは、とても大切です。
設計事務所・工務店・ハウスメーカー。
家づくりのパートナーを選ぶ際は、技術的なことも聞いてみましょう。
基礎工事は、依頼する会社とは、別の業者さん(基礎屋さん)が施工することが多いです。
丁寧な監理がされていれば良いですが、業者任せの会社には注意が必要ですよ。