昨年から、読書の虫になりました。
気が付けば、月10冊程度のペースで読んでいます。
初めは、自己啓発・建築といった分野を読んでいたのですが、最近は小説を読みます。
自分の知らないドラマ・世界観に触れる感覚が好きです。
まだ、有名なものばかりを読んでいますよ。
その中で、今回取り上げるのは、「コンビニ人間」。
ネタバレあります。
コンビニのバイトさんとして人生を全うする人のお話。
「コンビニ人間」には、「コンビ二の声が聞こえる」。
内容は、ジブリの「風立ちぬ」にも共通するものがある気がします。
「主人公には、頑張って欲しい」というのも違うのでしょうね。
主人公は、はじめのうちは、
皆の期待に応えるために、普通になる。
という選択肢を選ぼうとしますが、
最後には、
皆のために、コンビニ人間として生きる。
(コンビニの声が聞こえてしまうほど、コンビニのために生きる人)
を選ぶしかないと気付く。
そこには、頑張るも何もない。ただ、受け入れるしかない。
ただ、全うするだけ。
という、お話。
さて、
このコンビニのバイトさんには、コンビニの声が。(コンビニ人間)
飛行機の設計士には、飛行機の声が。(風立ちぬ)
設計士や建築家には、建築の声が。(TAWKS)
聞こえる。
僕の場合は、小規模建築がメインの設計士ですからね。
その声と、お施主さんの声。両方に応えることが使命です。