珍しく、建築関係の書籍のご紹介です。
「小さな平屋。」という書籍。
こちらの本には、建築家の方々が設計した「小さな平屋」が13件掲載されているのですが、
僕は、この本に掲載された建築よりも、コンセプトが好き。
書籍の冒頭には、
「足るを知る」「自然を感じる」「家族とつながる」「基本に還る」
と4つのコンセプトが掲げられています。
現代人のライフスタイルに反しているようでありながら、、、
消費社会の中で、「損・得」、「便利・不便」といった価値観だけでつくられた物や情報に溢れかえった「今」。
だからこそ、
「人として、本当に大切にすべきものを大切にしよう」
と謳っているように感じますね。
まぁ別荘としては良いけれど、実際住むには少し過激かなと思われる平屋もありますが、、、
味のある素材感に満たされた空間、周りの環境が最大限に生かされている建築が掲載され、
こういった価値観もあるんだな~って感じで、楽しめると思いますよー。
余談ですが、僕は、この本を読むと、アルヴァ・アアルトの「アアルト自邸」や「ルイカレ邸」を思い出します。