グラスウールとは?特徴は?
グラスウールとは、リサイクルガラスを原料とした断熱材のことです。住宅用断熱材として、最も幅広く使われている断熱材です。製品ごとに、「16K」「24K」といった数字が表示してあり、「◯K」の数字が大きいほど断熱性能が高いです。種類としては、10K・16K・24K・34Kがあります。
グラスウールのメリット
安価で、コストパフォーマンスに優れています。高い断熱性能を低コストで実現でき、高額な断熱材と比較すると、約半分ほどのコストで、同等の断熱性能を実現できます。難燃性が高く、燃えにくい材料でもあります。グラスウールは、原料が不燃性のガラスです。仮に、火事が起きても有毒ガスなどを発生しません。隣家からの延焼も防ぎます。
グラスウールのデメリット
結露・水に弱いです。水に濡れたり湿気を含むと、断熱性能を発揮できません。けれども、内部結露を防ぐことが非常に難しい断熱材です。内部結露の原因のほとんどは施工不良によるものではありますが、施工技術は意外と簡単なものではありません。また、水を含むとカビが発生しやすく、完成後に壁内をチェックするのも困難です。
一言メモ
グラスウールは、コストパフォーマンスに優れた断熱材として、住宅業界で幅広く使われています。けれども、採用する際は、リスクが伴うことを知っておいた方が良いでしょう。