土間コンクリート 3種類の仕上げ方
住宅では、土間コンクリートが、玄関・犬張り・駐車スペース・アプローチなど、様々な場面で使われますね。
その場面ごとに適した土間コンクリートの表面の仕上げ方があります。表面の仕上げ方により、見た目・性能も大きく変わります。
ここでは、土間コンクリートの仕上げ方を、金ゴテ・刷毛引き・洗い出しの3種類に分けて解説します。それぞれの特徴・メリット・デメリット・おすすめの使用箇所も説明していきますね。
金ゴテ仕上げ 特徴・メリット・デメリット
金ゴテ仕上げは、コンクリートを打設した後、職人が表面をコテで押さえる仕上げです。
表面がフラットでツルツルになります。最も一般的な仕上げですね。
メリット
掃き掃除、水を使った清掃などのメンテナスがしやすく汚れにくいです。
デメリット
滑りやすく、雨天時や積雪時は歩行・走行が危険です。
オススメの使用箇所
玄関・設備スペース・ゴミ置き場・犬走りなど。
刷毛引き仕上げ 特徴・メリット・デメリット
刷毛引き仕上げとは、コンクリートを打設した後、職人が刷毛で横線のような目を付けていく仕上げです。
刷毛目は、わりとくっきりと出ます。これにより、滑り止めの機能が加わります。
メリット
滑りにくく、雨天・積雪時の歩行・走行の危険性が緩和されます。
費用が安い!
デメリット
刷毛の目にゴミ・ほこり、箒などが引っかかり、掃き掃除がしにくいです。
オススメの使用箇所
駐車スペース・駐輪スペースなど
洗い出し仕上げ 特徴・メリット・デメリット
洗い出し仕上げとは、コンクリートを打設した後、硬化前に表面を洗い、砂利を浮き出させる仕上げです。砂利の色や細かさを変えることも可能です。
メリット
デザインに違いを出すことが出来ます。滑り止め効果も期待できます。
デメリット
材料費と手間がかかり、コストが高くなる。
オススメの使用箇所
アプローチ・玄関など
一言メモ
土間コンクリートの表面の仕上げ方法を変えることで、見た目・機能・金額が変わってきます。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解して、デザイン性・機能性のバランスを取りながら、どの仕上げにするか決めていきましょう。